🌕 どんな病状に有効ですか?

前提として、どのような病状であっても、血液循環が良くなることはとても大事なことです。

 

体が歪むと、物理的に血管がねじれ、水分の流れが滞ってしまいます。その結果、栄養素が十分に循環せず、代謝不全が起こり、体の機能が低下してしまいます。

 

整体によって体の歪みを整え、マッサージで体液を流すことで、循環が改善され、代謝機能が正常に戻ります。これによりATPの生成が促され、ホメオスタシスがより働くことで、さまざまな症状が緩和されます。

 

医療マッサージは、このような改善のきっかけを作る手助けとなり得ます。


🌕 医療マッサージでできないこと

当院のマッサージやリハビリ、整体では、脳梗塞後遺症やパーキンソン病など中枢神経の障害がある方にとって、麻痺のある下肢の筋出力が上がった、上がらなかった肩関節が以前よりよく動くなどの、一見「治った」ような変化が起こることがよくあります。


しかし、あくまで「お病気によって起こる疲労」が原因の症状が改善したのであり、お病気の本質は「治った」わけではありません。


歪みや筋力低下が主な原因である場合を除き、中枢神経障害そのものを治す施術ではなく、より基本的な部分である健康増進、症状緩和が目的であることをご理解ください。


🌕 脳卒中

医療マッサージなどの手技療法は、片麻痺などの症状を回復しようと取り組む患者さんにとって有益となり得ます。

 

筋膜のリリースや関節へのリハビリを行わないと、神経損傷がない部分でも、二次的な変性が起こる可能性があるからです。

 

麻痺のある側にカチッとした感触の拘縮ができてしまうと、隣接する関節にも痛みを訴える方が多くいらっしゃいます。

できれば、その痛みの原因となってしまう関節が回復できる段階で、ご相談いただければと思います。

 

私達は患者さんと協力しながら、できる限り身体機能を取り戻す手助けをすることができます。


🌕 パーキンソン病

パーキンソン病に見られる筋肉の痙性は、手技療法により少なくとも一時的には緩和が可能です。

 

また、医療マッサージは不安や抑うつ症状の緩和にも役立ち、患者さんの生活の質を改善することが出来ます。

 

さらに、呼吸や排泄、睡眠の質の向上にも重要な役割を果たす手段となり得ます。

 

パーキンソン病の患者さんは、頭や手足が重くなっている方がたくさんいらっしゃると感じています(物理的に重いです)。

それを軽減するお手伝いが,医療マッサージには可能な場合があります。


🌕 関節置換術後

関節置換術とは、損傷した骨や軟骨を人工物に置き換える外科的処置のことを指します。

 

手術直後は合併症のリスクがあるため無理はできませんが、早期に身体を動かし始めることが推奨されています。

 

疼痛の許容範囲内で、可動域に無理な力を加えない医療マッサージは、リハビリの一環として有効とされています。

 

隣接する関節、あるいは対側の関節にも、充分な評価、ケアが必要だと感じています。 


🌕 脊柱菅狭窄症

脊柱管狭窄症に対する医療マッサージは、神経の圧迫を直接改善するわけではありませんが、症状の緩和や生活の質の向上に有効な方法の一つとされています。

 

マッサージは、筋肉の過度なこわばりや関節の可動域制限を防ぎ、症状の進行を遅らせたり、悪化を防いだりすることに役立ちます。

 

 

また、適切な整体によって筋肉のバランスを整えることで姿勢が改善され、脊椎への負担が軽減するため、症状の緩和が期待できます。

 

以前からマッサージや物理療法など受けてきたのに症状が進行してしまったと思われる方もいらっしゃると思いますが、様々なアプローチがありますので、お早めにご相談下さい。


🌕 リンパ浮腫

皮膚を傷つけて症状を悪化させる恐れがあるため、強い圧力を伴うもみほぐし店のような手技は禁忌とされています。


一方で、手を使った筋ポンプやリンパドレナージュなどの様々なリンパ排出手技は、患部から各リンパ節までリンパの流れを促進する効果があるため、症状のコントロールにおいて広く受け入れられています。


*電話に出られない場合がございます。申し訳ありませんが、時間を空けてお電話いただくか、メッセージにご用件(お名前、お電話番号)を残してください。

確認次第ご連絡させて頂きます。


どうぞよろしくお願いいたします。