下肢のむくみが気になる方へ ~おうちでできる、やさしいセルフケア~

こんにちは。My・訪問鍼灸マッサージセンターです。

 

ご自身やご家族が、寝たきりだったり、持病があって外出し難いと、

「足のむくみ」が気になることが多いのではないでしょうか?

 

今回は、おうちにいながらでも無理なくできる

「下肢(足)のむくみに対するセルフケア」の方法をご紹介します。

 

ポイントは、「肩まわり→お腹→足」の順番でやっていくことです。

 

順番にはちゃんと意味がありますので、安心して読んでみてくださいね。

 

  1. まずは肩まわりをほぐしましょう.。えっ、むくみなのに肩?と思うかもしれません。でも、身体の水分やリンパの流れをスムーズにするには、「上半身の出口」がゆるんでいることがとても大切なんです。

やり方(座ったまま、寝たままでもOK):

  • 両肩をゆっくり上に持ち上げて、ストンと下ろす(5回)

  • 両肩を後ろにぐるぐる回す(5回)

  • 手を前に出して、指先を開いたり閉じたりする(10回)

無理に力を入れず、「気持ちいいな~」と感じる範囲で行いましょう。

 

 

  1. 次はお腹をやさしくケアしましょう お腹(おへそのあたり)は体の中心。ここがかたくなっていると、下半身への流れも滞りがちになります。 お腹をふんわりゆるめることで、内臓の働きも助けられ、むくみケアにもつながります。

やり方(仰向けやベッドの上でOK):

  1. おへそのまわりを「の」の字を描くように、時計回りにやさしくさすります。  → 皮ふの表面をなでるくらいの力で大丈夫です。

  2. もし、押して少し硬いところや冷たい感じのする場所があれば、  その場所に手を当てて、深呼吸を数回してみましょう。  → 手の温かさと呼吸で、だんだんゆるんできます。

焦らず、リラックスした気持ちでやってみてくださいね。

 

  1. 最後に足をやさしくケアしましょう 。さて、いよいよ患部である足へのケアです。 この頃には、肩やお腹の血流も良くなり、足の流れも促しやすくなっています。

やり方

  • ふくらはぎや足首をやさしく手のひら全体を使ってさすったり、圧迫します。(下から上へ)

  • 足の指を1本ずつ軽くひっぱるように動かす

  • 余裕があれば、足首をくるくる回す(両方向3回ずつ)

力はいりません。皮ふの表面をなでるくらいで大丈夫です。

 冷えていた足がぽかぽかしてきたら、それは血のめぐりが良くなってきたサインです。

 

 

おわりに 今回ご紹介したケアは、毎日5分でもOK。

 

少しずつでも続けることで、むくみが軽くなったり、身体全体が楽に感じられるようになります。

 

また、ご本人だけで難しい場合は、介助される方がやさしく触れてあげるだけでも効果があります。

 

触れられることは、心にも安心をもたらしてくれますよ。

 

どうか無理のない範囲で、ゆったりした時間を過ごしながら、セルフケアを試してみてくださいね。