肝臓手当てのすすめ 訪問マッサージのプロがお伝えいたします!

 

 

 

今回は、当院で行っている内臓調整を、自宅でも簡単に取り入れられるようにご紹介します。

訪問マッサージの患者さんは、たくさんのお薬を服用している方が多いので、健康を保つためのセルフケアとして、できる範囲で気軽に試してみてくださいね。

肝臓の主な働き
 
肝臓は、私たちの体の中でとても多くの大切な役割を果たしている臓器です。
  • 糖質・脂質・たんぱく質の代謝
  • ビタミンや鉄の貯蔵
  • 有害物質の分解・解毒
  • 胆汁の生成
など、生命活動に欠かせない機能を支えています。
 
肝臓が疲れる主な原因
  • 薬、アルコール、甘いもの、食品添加物や化学物質の過剰摂取
  • 睡眠不足や過労
東洋医学では、春は肝臓がダメージを受けやすい季節ともいわれています。
 
肝臓の不調が関係するかもしれない症状
  • 右半身のこりや痛み
  • 頭痛や目の疲れ
  • 疲れが取れにくい、朝起きてもだるい
  • アレルギー症状(特にアトピーが顔に出やすい方は肝臓のケアが鍵かも)
 
東洋医学では、肝臓は「目」や「爪」と深く関わると考えられています。
実際、肝臓が疲れていた方が施術を受けた際、一時的に目やにが増えた後、爪が丈夫になったという例もあります。

 

肝臓の手当の方法

 

まず、事前の評価として、右肩の動きがどんな具合かを確認してみてください。
立つか座った状態で、右腕がどこまで前に挙がるか、真横から挙がるかをチェックして下さい。
中高年以降では普段からケアをしている方以外は、きれいには動く方は少なく、なかには痛みを感じる場合もあるかもしれん。
次に深呼吸してみて、呼吸のしやすさを覚えておいてください。
仰向けに寝て、手当てを行います(慣れれば座ってもできます)。
① 手当て(手を当てて温める)

お腹の右側、肋骨の下あたりに手のひらをやさしく当てて、深呼吸を1分ほど。

肝臓にやさしく「お疲れさま」と伝えるように、ふんわりと温めるイメージで。
臓器は疲れると、下に垂れやすくなるので、少し上(頭側)に向かって持ち上げるような気持ちで触れて
みましょう。力は必要ありません。
 
② 手のツボケア

右手の人差し指のつけ根から1本分下あたりを、やさしく押さえながら深呼吸を3回。
もしくは軽くマッサージしてもOKです。
 
③ 足のツボ刺激

右足の親指の内側あたりを、親指でぐりぐりと刺激します。
※無理せず、気持ちいいと感じる範囲でやってくださいね。
そうしたら、再び右肩の動きをチェックしてみてください。
関節の動きが拡がったり、違和感が減ってスムーズに動けば上手にできている証拠です。
そして深呼吸もしてみてください。
最初より息を吸いやすかったり、吐きやすくなっているはずです。
長時間やるより、こまめに続けるのがコツです。

 

右半身の痛みやアレルギー症状に悩んでいる方は、内臓から整えることで体調がぐっと変わるかもしれません。

やり方が分からない場合は、ぜひお気軽にご相談ください!