こんにちは。
「自分できる内臓手当て」シリーズ、第2回のテーマは 腎臓 です。
◆ 腎臓の主な働き
腎臓は、背中側に左右1つずつある小さな臓器ですが、私たちの健康に欠かせない重要な働きを担っています。
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血液をろ過して老廃物を取り除く
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尿を作って体外に排出する
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血圧や体内の水分量を調整する
これらを通じて、体内の水分やミネラルのバランスを整える“調整役”として働いています。
◆ 腎臓が疲れる原因とは?
腎臓は「寒さ」に弱いとされ、特に冬場に疲れが出やすい傾向があります。
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朝晩の冷え込みや気温差
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添加物や薬品、アルコールの摂りすぎ
これらが腎臓に負担をかける大きな要因になります。
◆ 腎臓の不調が関係するかもしれない症状
以下のような症状がある方は、腎臓が疲れている可能性があるかもしれません。
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慢性的な腰の重だるさやぎっくり腰
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足のむくみ
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足の疲れや全身のだるさ
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関節部(ひじ・ひざなど)に出るアトピー
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耳鳴り、難聴、めまい
東洋医学では、腎臓と「耳」には深い関係があると考えられています。
耳の不調がある方は、腎のケアも意識してみてください。
◆ セルフケアで腎臓を整える方法
① 手を使った腎臓へのアプローチ(手当て)
腎臓は、おへそより少し上の背中側、背骨を挟んで左右にあります。
腹部と背中側を両手でそっと挟むように触れます。
その状態でゆっくり深呼吸を繰り返しましょう(約1分)。
★ポイント:腎臓をやさしく持ち上げるようなイメージで行うと◎
★疲れている側の背中は硬くなっているので、長めに手を当ててみましょう。
② 手のツボ刺激(人差し指)
両手の人差し指の第一関節付近を軽く押しながら、ゆっくり深呼吸やマッサージを。
痛みを感じる側が、より疲れている可能性があります。
③ 足のツボ刺激(小指)
両足の小指の付け根周囲を親指と人差し指でつまみ、やさしくマッサージしてみましょう。
◆ こんな方におすすめ!
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腰痛が続いている方
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足のむくみや疲れやすさが気になる方
ぜひ、日々のケアに取り入れてみてください。
◆ 腎臓が元気になる食材
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天然の塩や、それを使った干物や味噌
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納豆
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豚肉などの良質なたんぱく質
※栄養バランスを意識した食事も、内臓ケアにはとても大切です。
次回もお楽しみに!